明るいところや白い壁などを見た際に、糸くずやカエルの卵のようなものが見える症状をいいます。視線を変えてもついて見えるため、時に非常にうっとうしく感じることもあります。加齢や近視に伴い生じる事が多いですが、突然の発症や急激な増悪を伴う場合は、眼病に伴う症状のことがあるため注意が必要な症状です。
飛蚊症は近視や加齢に伴って生じること多いのですが、網膜剥離や眼内の出血・炎症に伴って生じる場合があります。 「急に飛蚊症が増えた」、「今まで見えていたものとは異なるものが見える」などといった違和感、変化が気になるようであれば、 速やかに眼科受診する必要があります。
眼球の中を広く細かく観察するために、点眼薬(散瞳薬)で瞳を広げて眼底検査を受けてもらいます(散瞳検査)。瞳が広がるとまぶしさを強く感じるようになり、手元にピントが合わせにくくなります。散瞳薬の効果は点眼後数時間にわたり持続するため、
飛蚊症で受診される場合は、自動車を運転して来院することは避ける(代わりに運転できる方と来院するなど)ようにすることが望ましいです。
やむを得ず自動車を運転して来院された場合は、散瞳薬の点眼を受ける前にお知らせください。
網膜裂孔等による飛蚊症の場合は、裂孔の状態によっては速やかな治療が必要になります。治療後の状態によっては自動車運転による帰宅に支障をきたす場合もあるため、運転に不安を感じる場合はスタッフにお知らせ下さい。